筋トレでアンチエイジング 若さと美しさを保つ方法
ダイエットを始めたいけど、どうすればいいか分からないあなたに、今直ぐにでも始めたく
なる情報をお届けします。Hang out 代表の福田です。
今週末は秋っぽい陽気でしたね。最近の日本の季節は四季ではなく二季みたいな感じで春と秋はどこへやら。24日の月曜日は木枯らしが吹く予報も出ていますのでヒタヒタと冬が近づいている今日この頃です。
さて、『筋トレでアンチエイジング 若さと美しさを保つ方法』ですが、よく質問を受ける内容ですので、本日はこちらのテーマにフォーカスしたいと思います。
質問としては、「筋トレでアンチエイジングできますか?」というものを多く頂戴します。
答えは、イエスです。
但し、闇雲に筋トレしても効率が悪く、効果測定も曖昧ですからご自分の何が変わったのかも感じないまま結局、続かないなんて方も多いのではないでしょうか。アンチエイジングについてのトレーニングの必要性を説いた多くのSNSには、ある種の注意が必要です。
【目次】
①アンチエイジングの一つの手段が筋トレ
②筋トレしても筋肉はつかない
③アンチエイジングと言いながら介護予防運動
④アンチエイジングにつながる筋トレ
⑤筋トレをマスターした人のみアンチエイジングが可能
⑥まとめ
①アンチエイジングのアンチエイジングの一つの手段が筋トレ
アンチエイジングに対応する分野は、生活療法・薬物療法・特殊療法(美容整形や民間療法)に分類できます。この中の生活療法に栄養・運動が含まれます。本日は運動。トレーニングです。
トレーニングを気軽に手軽に行うことは大切です。長く続ける秘訣でもあります。この記事を読まれている方の大半は、ある種の
変化・結果・対価
を求めているのではないでしょうか。
正に向上心こそがアンチエイジングに必要不可欠です。
変化・結果・対価の追求は若さや美しさを保つ秘訣であり、その手段が筋トレなんです。
巷では、アンチエイジングにおける筋トレの効果が色々説明されています。
もし、このブログを読まれている方で筋トレのアンチエイジング効果をお知りになりたい方は、是非グーグル先生に聞いてみてください。たくさんのことを教えてくれると思います。
向上心の源泉となる、変化・結果・対価の追求は、アンチエイジングに限ったことではありません。何かの成果を求めた時に片手間でできるものはありません。トレーニングにも同じことが言えます。
②筋トレしても筋肉はつかない
例えば、総合フィットネスクラブに通う方々の中で筋肉をつけたい、大きくしたい、維持したい、格好いいカラダになりたいと思う方はある一定数いらっしゃいます。どのトレーニーも「筋トレすれば筋肉がつく」と思っている方が殆どです。
カウンセリング中も、「筋肉つけたいけど、マッチョになりたくはありません」というお客様は多いです。
決まって私は答えます。
「ご安心ください。マッチョにはなれません」
何故、この様に答えるかは、今回の話の趣旨とは異なるので詳細は割愛しますが次回以降にブログのテーマにしてお伝えできればと思います。
こう答える理由はただ一つ。
「筋トレすれば筋肉がつく」という考え方だからです。
筋トレも始めた頃は、誰でも何をやっても筋トレの効果である【適応】が起こります。暫くすると、その刺激にも慣れ【馴化】という現象が起こります。それを何回か繰り返すと変化が起こりにくくなるわけです。それでも筋トレを続けられる方も多く、その習慣には脱帽するばかりですが、
変化・結果・対価
を追い求めていたはずがいつの間にか、
維持・安心のマンネリズム・健康
といった言葉にすり替わってしまっているように見えてしまうのは私だけでしょうか。
こうなると向上心の欠片もありません。あるのはルーティン化された筋トレだけです。
筋トレすればアンチエイジングになる。これもある一定の効果はあると思います。
誰が何をやっても、それなりの効果はあると考えます。
先ほどの「筋トレすれば筋肉がつく」という考え方同様、恩恵を受けることができるのは、僅かに最初の期間だけです。筋トレしただけではアンチエイジングにつながらないばかりか、若さや美しさも保てないことになりかねません。
「折角、筋トレしてるのに」などと言われかねません。
では、どうしたら筋トレでアンチエイジングが実現できるのでしょうか?
③アンチエイジングと言いながら介護予防運動
ここから先は少し対象者を限定的にして、話を進めていきたいと思います。
とはいえ、何歳から何歳の方が対象ですといった話ではありません。
皆さんは【8020運動】はご存じですか?
これは、80歳になっても20本以上自分の歯を保とうという運動です。
ところが、既に15本だったとしたらどうでしょう。
これ以上、歯を減らさないような生活習慣や日々手入れすることは大切ですが、正直そうなる前に気を付けましょうよって話です。
言い換えると、筋トレがアンチエイジングにつながる方であれば年齢は問いません。
その逆も然りです。そのつもりで話を進めていきます。
仕事もそうですが維持しようと思った瞬間、低下(劣化・減少)が始まります。
私たちのカラダは、生物学的にほぼ20代前後にあらゆる面でピークを迎えます。
それ以降は、低下・減少していきます。
つまり、向上させる意志とそれを支える行動力を持つことが何より大切です。
アンチエイジングにおいても、やたらと甘く巧みな言葉が目立ちます。
【誰でも、無理なく、簡単に】
どのSNSの記事を見ても、スクワットが出てきます。
確かにスクワットは「King of トレーニング」と言われるほど優秀なエクササイズです。
しかも器具も使わず手軽に出来てしまうから、筋トレ初心者の方でも安全に行えます。
バリエーションとして、足幅を変えたり、椅子を使ったり、椅子の背に手をかけたりといったものが紹介されています。
私はこの記事を見るといつも思います。
対象者は高齢者で、介護予防運動なのかなと。
④アンチエイジングにつながる筋トレ
私の認識が間違っていなければ、アンチエイジングと聞いて反応する方はまだ老化が始まる前の世代だと考えます。だから、よりよい歳の取り方を模索しているはずです。
家庭で行うトレーニングは今のスクワットをはじめ、ほぼ自体重のトレーニングです。
あっても軽めのダンベルや代用品として水を入れたペットボトルなどでしょうか。
最初は恩恵を受けることは可能ですが、慣れ【馴化】の現象が起こります。
先ほども触れましたが、維持は低下の始まりです。少なくとも負荷は少しでも増やし続けなければなりません。
回数を増やすことで負荷を一時的に増やせますが、直ぐに慣れます。
極端な話ですが、スクワット100回3セットと聞いてどう思いますか?
部活かって思います。
もはや、気合と根性の世界です。
トレーニングは自然科学です。根性論ではありません。
スクワット100回3セットで得られる効果は、
忍耐力と諦めないという気持ちでしょうか。
きっとこうなったら、自らに
Never give up
と囁きながらスクワットをしていることでしょう。
向上させる意志とそれを支える行動力は、適切な方向に向けなくてはなりません。
決して家で実践するトレーニングが無駄であると言っているわけではありません。
早い段階で卒業しましょう。
お近くの市(区)営のトレーニング施設がだいたいあると思いますので、どこかのタイミングで家から出たトレーニングを強く推奨いたします。
家で出来るトレーニングには限界があります。
トレーニングには適切な負荷が必ず必要です。曖昧な負荷の選択は曖昧な結果しか生みません。その時その経験値に即した負荷が必要であることを覚えておいてください。
⑤筋トレをマスターした人のみアンチエイジングが可能
負荷が決まったら次にやり方です。
多くの方は、このやり方を覚えて満足してしまいます。
「何キロのダンベルで何回やった、何セットやった」
トレーニングの指標は、重さ、回数、頻度などです。
これらの数値が向上することが、「トレーニングが出来ている」と判断されます。
果たして、ホントにそうでしょうか?
毎度のことですが、筋トレに大切なことは『適切な刺激を筋肉に与えて、適切な反応を引き出すこと』です。
【適切な刺激=何キロ挙げた・何回やった・何セットやった・何とか法でやった】
ではありません。
筋肉にそのストレスを届ける練習が必要です。
スクワットは単純に立ち上がったり、座ったりに見えるエクササイズです。
違います。
ちゃんと股関節を使って欲しいエクササイズです。
よくクライアントの方に、
「股関節はどこですか?」という質問をします。
殆どの方は、前側の脚の付け根を指さします。
続けて「では、サラブレットの股関節はどこですか?」という質問をします。
少し、考えてから「お尻の部分」という答えが返ってきます。
正解です。
私たちはその昔、四足動物でした。進化の過程で二足歩行になっただけです。
つまり、股関節を前側と思ってやるスクワットとお尻をイメージしてやるスクワットは
自ずと出てくる結果が違います。
私たちはイメージできないことは、できません。
イメージできない箇所を感じることはできません。
多くの方が脚に力を入れて立つことに疑問を持っていないので、足裏の重心の位置感覚だったり、脚の力を抜くことができません。
「脚の力、抜きましょうか?」というと、大抵「どうやって?」と切り返されます。
脚の力が抜けないということは、脚の力も入れることができません。
「そんなの簡単だよ」と思った、そこのあなた。
試しに太ももの前の筋肉に力を入れてください。
出来ましたか?
答えは、膝を伸ばせば太腿の前の筋肉には力が入るはずです。
多くの場合、太腿の前の筋肉に力が入ると膝が伸びるという原理を知りません。
イメージできないから、膝を伸ばせないのです。
足の裏の重心の位置も同じです。
自分の重心がある位置と地面と設置している部分の区別がついていない方が多くいらっしゃいます。重心点と設置部分は違います。
母指球、小指球、カカトの3点の真ん中が重心点です。
スクワットした時に重心がカカトに乗ったり、つま先に乗ったりしていることに気付いていません。普通に立っていると時に感じないのですから、動きが伴うとより分かりにくいのは当然です。
膝を伸ばすだけですが、これもできない方が実に多いです。(詳細は割愛します)
何故なら、日常生活で膝を伸ばす動作がないからです。
私たちのカラダは使わなくなると退化します。
太腿の前の筋肉に力を入れる=膝を伸ばすが出来なくなります。
普段から太腿の前の筋肉に頼った立ち方が当たり前の方は、お尻を感じにくいだけでなく、
様々な感覚が感じ取りにくくなることは間違いありません。
だからこそ適切に大地に立つことは重要であり、自然に立つ必要があります。
力みのない立ち方がスクワットには必要ですが、最初からできる人も余り多くありません。
初めて耳にする方も多く、練習することでほとんどの方が身に着けられる感覚です。
答えはただ一つ。『知らないだけ』なんです。
しっかりと股関節を使ったスクワットをするには、視覚的に覚えた形よりも体の感覚を磨くことです。
足の重心の位置や股関節に重心を感じることが脚に力みがない立ち方のコツです。
これはトレーニング全般に言えることです。
上半身は手、下半身は足(脚)に無用な力が入ると、体幹が動かしにくいばかりか感覚が鈍ります。あくまで手脚は体幹に付いている筋肉が動力源です。
体幹筋を使うということです。
⑥まとめ
如何だったでしょうか。
意外と手足を自分の意図通りに使うことは難しく、かえって意識するとできないなんてことが多くあります。
兎角、トレーニングは自分でできるものと思われがちですが、思い込みや先入観、固定観念に捉われてしまって、思うような結果が出ないことが多々あるのではないでしょうか。
ただ単に体を動かすだけなら一時のアンチエイジングにはなりますが、恒久的にアンチエイジングを手に入れるには、それなりの時間と労力、適切な知識、技術が必要です。
適切な刺激を筋肉に入れ、適切な反応を引き出すことこそ
アンチエイジングにつながり、若さと美しさを手に入れることができる
と確信しています。
さあ、市営施設でのトレーニングから卒業する時です。
ある程度トレーニングに慣れてきたら本格的に指導を仰ぎましょう。
くどいようですが、ここは思い切って、専門家に頼みましょう!!
時間と労力の節約になります。
最後に健康で痛みのない状態でトレーニングできる時間は実に限られています。
特に40歳過ぎたトレーニーには切実な問題です。
限られた時間を有効活用するためにも、指導を仰ぐことをおススメします。
人生の最幸の出会いに感謝したいと思います。
栄養とトレーニングに投資することは、リスク(病気や怪我)回避と健康への第一歩です。
気長に付き合っていきましょう!!
2022.10.24 Mon