糖質制限ダイエットは何故、流行る?
ダイエットを始めたいけど、どうすればいいか分からないあなたに、
今直ぐにでも始めたくなる情報をお届けします。
Hang out 代表の福田です。
さて、本日は
糖質制限ダイエットは何故、流行る?
というテーマについて話を進めていきたいと思います。
これまでも糖質制限ダイエットの記事はいくつかアップしてきました。
糖質制限ダイエットのやり方や考え方、糖質制限ダイエットの有効性など。
結論から申し上げると、糖質制限ダイエットにこだわる理由が見つかりません。
糖質制限ダイエットはむしろ、デメリットの方が多くなると考えています。
短期的には糖質制限ダイエットやケトジェニック、低炭水化物ダイエット
などダイエットの方法の一つとしてテクニックだと考えます。
しかし、長期的または半永久的な糖質制限ダイエットなどは長い目で見た場合、
カラダにとって大きなマイナスの作用が働くリスクがある可能性がある事を
知る必要があります。
これだけSNSが発達しても、糖質制限ダイエットを妄信してしまうのは
何故か?もちろん推奨する人が居るからですが、単純にお金の流れがある
ように感じます。
本日は、糖質制限ダイエットが何故、流行るのか隠された知られざる姿を
深堀していきたいと思います。
乞うご期待!!
また、質問等があればお気軽にご連絡いただければと
思います。
最後までお付き合いください。
【目次】
①糖質制限ダイエットや低糖質ダイエットの言葉の力
②糖質制限ダイエットに辿りつく訳
③糖質はダイエットの敵!!糖質ダイエットは救世主
④まとめ
①糖質制限ダイエットや低糖質ダイエットの言葉の力
『糖質制限』という言葉がやたらと氾濫している感じがするのは
私だけでしょうか。スーパーやコンビニに行くと必ず目にします。
商品のパッケージには『糖質オフ』や『糖質50%カット』など
糖質を制限しています的な商品があらゆるジャンルに存在します。
裏を返せば、糖質制限を謳った商品を消費者が望んでいるということに
なります。本当にそうでしょうか?
本当は糖質制限の商品を望んでいるのではなく、単純にダイエットをしたい
だけのハズが、何となく良さそうな糖質制限食品を手に取るように
なっただけではないでしょうか。
糖質制限ダイエットという言葉が独り歩きしているように感じます。
糖質制限ダイエットがダイエットに一番効果があるように見えてしまって
いるだけのように見えてしまいます。
そもそも糖質ダイエットは2012~3年頃から注目を集め始めた
ようです。以前にもブログに書きましたが、糖質制限の考え方に
よって糖質制限の名称が変わります。糖質制限ダイエット、低糖質ダイエット、
ケトジェニックなどなど。
日清オイリオグループとトレンド総研の共同研究による「糖質制限ダイエット」
についての調査によると、糖質制限ダイエットに挑戦したことがある
ダイエッターは56%にのぼり、約6割の人が経験ありと答えています。
つまり、ダイエットを考えている又は実践中の人のうちの約6割の人が
糖質制限ダイエットを行うということは、『糖質制限』というフレーズを
商品パッケージに入れれば、売れる可能性が高いとメーカー側は考える
ハズです。
食品で売れるのだから、当然他のものも売れる可能性があると考えるのが
普通です。
私、全くの不勉強でした。
先日、こんな記事を目にしました。それと同時に驚きました。
なんと、世の中には『糖質を低減』できる炊飯器が存在していることに
驚嘆しています。
記事によると、糖質を低減できる人気炊飯器の4メーカーで
「広告表示ほどの効果なし」という内容でした。
内容はそのまんまで、糖質カット炊飯器は糖質を低減したことは低減
したらしいのですが、表示ほどの低減率には達成しなかったとのことで
国民生活センターが改善要求したというものでした。
日本のメーカーは凄いなという感想です。糖質までカットしてしまう
炊飯器を開発するなんて、そのことでは感動です。
問題は表示方法だった訳ですね。
しかも、発覚した理由がこれまた秀逸です。
「血糖値に変化がない」「全然、痩せない」という相談がこれまで
250件寄せられているそうです。
果たして、炊飯器のせいでそのような結果になったかは定かでは
ありませんが、糖質制限の食品や文明の利器に頼るその体質が
根本的な体質改善の妨げになっていると思ってしまうのは酷でしょうか。
もう少し自分の足元をよく見た方が良いと思いますが・・・・・。
②糖質制限ダイエットに辿りつく訳
糖質制限という言葉に辿りつくには理由があります。
それは『糖質の摂り過ぎはカラダに悪い』という答えがあるからです。
でも、冷静に考えてみてください。
タンパク質の摂り過ぎも、脂質の摂り過ぎもカラダに良いハズがありません。
タンパク質と脂質の摂取過多は、即時に体調不良になるのでやらないだけです。
タンパク質と脂質を摂り過ぎると、下痢や倦怠感など様々な形で現れます。
一方、糖質を摂り過ぎてもせいぜいお腹が張る程度で済んでしまします。
私たち人間は、痛みを伴わないと中々、止めることができません。
糖質を食べると幸せになれる人は特に日本人は多いのではないでしょうか。
糖質を含む食品や料理は『早い、安い、美味い』の3拍子が揃っています。
だから飲食店などが商売できると思いますし、繁盛するのではないかと思います。
では、みんな大好き焼肉店のメニューに糖質を含む商品がなかったら
皆さんはその焼肉店に行くでしょうか?
ご飯、クッパ、冷麺、ビビンバ、野菜類、ジュース、アイスクリームなどの
糖質が一切ない焼肉店です。
あるのはお肉とスープ、アルコールだけです。
お肉などタンパク質や脂質をたくさん食べると飽きると思います。
そこで、箸休め的なご飯が役に立つわけです。しかも肉のうま味がしみた
ご飯は格別です。しかも食べ過ぎてもカラダの不調はほとんどありません。
逆を言えば、糖質あってのタンパク質と脂質ということになります。
ご飯屋さんが繁盛するのも、糖質あっての料理を提供するから売れるのです。
カレーのメインはカレーのルーですがご飯あってのルーです。
ナンあってのルーです。ルーだけのカレー屋さんは存在しません。
このように決して糖質だけでは商売が成り立ちませんが、
糖質を抜いても商売は成り立たないのです。
特に丼ものなどは、早くて美味いわけです。
早いので回転率が良く、オペレーションが簡単なのでコスト削減が可能
となります。従って安く提供できて提供側も消費側もwin-winの関係に
なります。
おまけに「ご飯おかわり無料」「大盛でも値段が同じ」「替え玉無料」
など糖質を食べ過ぎない環境は世の中に存在しません。
店舗側はサービスの一環として、集客の手段としてこのような戦略に
打って出るわけですので、それを消費者が拒む理由が見当たりません。
糖質は、何も炭水化物だけに含まれている栄養素ではありません。
あらゆる食材に含まれています(含まない食材もあります)。
その合計が糖質の摂取量になります。
これまでの話の流れから、糖質あってのタンパク質と脂質との関係性
ですので、糖質だけを大量摂取しているとは思えません。
つまり、糖質を大量摂取している場合、間違いなくタンパク質と
脂質も摂り過ぎている可能性はかなり高いと推察できます。
結局、食べ過ぎていることになります。
経験上、糖質だけ多くてその他のタンパク質、脂質が少ないというのは
かなりのレアケースです。あまりお目にかかれません。
そうなると、糖質制限ダイエットという発想になります。
糖質制限ダイエットを行えば、自然とタンパク質と脂質が抑えることが
できるハズですが、上手くいかないのがダイエットです。
しかも糖質制限ダイエットの考え方は、少々違う観点から見ています。
糖質を制限する事だけにフォーカスされています。
糖質を制限すれば、他のタンパク質や脂質は食べていいというのが
糖質制限ダイエットには記されています。
私の考える糖質制限ダイエットは、糖質を抑えることでタンパク質と
脂質の摂取も自然と抑えることができるという考え方です。
「食事の摂取量を適正量に戻しましょう」と言っているだけです。
でも、それが難しいから「糖質制限ダイエット」という言葉の力を借りて
ダイエットに形から取り組む必要性があるのかなと感じる次第です。
食べ過ぎている事実から目を背けないことが何より大切かなと思います。
③糖質はダイエットの敵!!糖質ダイエットは救世主
「意外と知らない糖質と健康の関係」とか「糖質の摂り過ぎは肥満のもと」
とか、やたらと糖質を悪者呼ばわりする情報系はよく目にします。
大半が病気や肥満になることを煽っています。
糖質の摂り過ぎ = 肥満
という方程式が根本的に歪んでしまっている見方です。
当然、肥満による多種多様な病気のリスクを上げてしまうことはその通りです。
確かに糖質の摂り過ぎはカラダにとって良くないことも事実です。
しかしながら、それは糖質に限ったことではなく、タンパク質も脂質も
同じであるのに、どうして糖質だけが悪者になるのか不思議です。
どうして食べ過ぎている原因を糖質に求めるのでしょうか?
食べ過ぎている原因は、食べ過ぎている人に原因があるだけなのに不思議です。
もちろん食べ過ぎてしまう原因は色々とある事は理解できます。
糖質をやり玉にあげる手口どこかで見たことある気がします。
そうです。SNSなどでよく見かける『炎上』です。
誰かが失態を犯すと、よってたかって批判、非難する感じに似ています。
糖質を悪者にすることで誰かが得をするのかと勘ぐってしまします。
糖質は私たちのエネルギー源です。
欠くことができない栄養素です。だから、三大栄養素に入っています。
その栄養素を減らすのですから、カラダが拒否反応を示すのも無理は
ありません。かえって食欲を抑えることが難しくなります。
先の研究調査では、糖質制限ダイエットを行った人の実に80%が
目標の体重に届かなかったか挫折をしてしまっています。
5人に4人が失敗してしまうダイエットであることも知って
いただきたいと思います。
糖質制限という甘い言葉の裏には、
80%の確率で失敗するダイエット方法
だったのです。
どうして80%もの人が糖質制限ダイエットを行うのか?
野球でいえば2割打者です。レギュラーにもなれません。
糖質制限ダイエットの甘い言葉には騙されないように注意しましょう!!
糖質制限ダイエットは救世主ではなく、曲者です。
糖質は賢く摂取しましょう!!
糖質制限ダイエットの考え方やテクニックを学ぶのではなく、
基本的な摂取カロリーの見直しを図るべきです。
糖質制限をしなければいけない状況に陥った原因を根本的に見直す
必要があることを知る事の方が重要です。
筋トレも同じです。
筋肉が付かない原因をプロトコル(やり方)やフォーム、トレーニング種目、
重量などに求めている人が多いです。
筋肉がつかない真の原因は上記に挙げたようなことではありません。
真の原因は肝心な該当筋への適切な刺激が入っていない事です
適切な刺激が入っていないので、適切な反応を引き出せていません。
これによって、望む結果が得られないだけなのです。
他にもプロテインは飲んでいるものの、栄養管理は全くしなかったり、
アルコールも好きに飲んでしまっていたり・・・・・。
筋肉が思うように付かない原因は、必ず自分の中にあります。
糖質制限ダイエットが必要な人は、糖質以外に原因があります。
食べ過ぎている事実と向き合い、総摂取カロリーを抑える食事の
コントロールにエネルギーを全集中させましょう!!
食べ過ぎてしまう原因が本当の悪者です。
本当の悪者は、必ず自分の中に存在します。
本当の悪者を退治するお手伝いなら、喜んでさせていただきます。
お困りの方は、是非ご相談ください。
お待ちしております。
⑤まとめ
如何だったでしょうか。
今回は、【糖質制限ダイエットは何故、流行る?】
というテーマでお送りしてきました。
先ず考えなければならないのは、大前提として健康的なのかということです。
一時的に実践することはダイエットの方法として有りだと思います。
短期的にやる分には健康への影響も少ないと思います。
しかし、半永久的に継続できるダイエット方法ではないのは明らかです。
世の中の植物性由来の食材は、ほとんど高炭水化物です。
しかもこれらの食材は、健康に対する影響力は絶大です。
長い目でダイエットを考えるのであれば、長く続けても健康を害する
事がなく、かえって健康になるダイエット方法を選ぶべきだと思います。
その点、脂質を抑えるダイエットは安心・安全です。
やればやるほど、健康になるダイエット方法です。
目先の結果にこだわるのも良いですが、どうせ習慣化するのであれば
健康になるものを選びたいものですね。
脂質を抑えるダイエット方法が身に付けば、
『二度とダイエットは必要なくなる』
と声を大にして言いたいです。
本日もご愛読いただきましてありがとうございます。
Hang outでは、
皆様の筋肉の成長と健康的な食生活を応援しています。
最後に健康で痛みのない状態でトレーニングできる時間は実に限られています。
特に40歳過ぎたトレーニーには切実な問題です。
限られた時間を有効活用するためにも、指導を仰ぐことをおススメします。
今後の人生の最幸の出会いに感謝したいと思います。
栄養とトレーニングに投資することは、
リスク(病気や怪我)回避と健康への第一歩です。
気長に付き合っていきましょう!!
2023.03.20 Mon