食事制限なしでダイエットは可能?

ダイエットを始めたいけど、どうすればいいか分からないあなたに、

今直ぐにでも始めたくなる情報をお届けします。

Hang out 代表の福田です。

 

 

 

アスリートの夢でもあり、目標でもあるオリンピック。

今のオリンピックに対するトレンドは、

『オリンピック開催の意義を問う』というものです。

 

オリンピックに出場するアスリートは、私たちに感動や勇気を

与えてくれます。正にスポーツの祭典に相応しい世界最大の

ビッグイベントです。

 

ところが、最近のオリンピックは商業主義化が進み、巨額の資金が

開催にあたって必要になってきています。

 

そこへきて談合問題です。

オリンピックを誘致し、開催して誰が一番得をしたのでしょうか。

私たち国民ではないような気がしてなりません。

 

果たして今後のオリンピックはどの方向に進むのか

注目したいと思います。

 

 

 

さて、本日は

食事制限なしでダイエットは可能?

というテーマについて話を進めていきたいと思います。

 

 

 

冒頭のオリンピック同様、食事制限なしで誰が得をするので

しょうか。

 

私たち人間は、口から食べ物を摂取します。

それがエネルギーに変換されたり、蓄えられたり、

カラダを作る材料になったりします。

 

食べ過ぎれば体重が増加し、少な過ぎれば体重が減少します。

ヒトが食べる1日の量は、生活活動強度や運動の有無、年齢、

身長、体重、性別などを加味して、1日の総摂取カロリーが

算出されます。

 

その原理原則からダイエットをするのであれば、当然食事制限は

つきものと考えるのは自然ではないでしょうか。

 

それを「食事制限なし」と言われたら、ダイエットしたいと願う

方などは飛びついてしまうネタでしょう。

ましてや、失敗や辛い経験をお持ちの方ほど喉から手が出るほど

欲しいネタではないでしょうか。

 

そんな眉唾ものの検証を本日はしていきたいと思います。

乞うご期待!!

 

また、質問等があればお気軽にご連絡いただければと

思います。

 

最後までお付き合いください。

 

 

 

【目次】

①高カロリー食は朝食か昼食

②食べ過ぎのリセット法

③半身浴を2日に1回

④食事は一汁三菜

⑤これは納得、ダイエットの味方

⑥まとめ

 

 

 

①高カロリー食は朝食か昼食

 

ダイエットしたい方に、「食事制限しなくても良いですよ」と

言われたら、誰でも気になるフレーズだと思います。

 

私が感心するのは、よくもこういった論文を探してくるものだと

思います。キーワードはBMAL1です。

 

結論から申し上げると、食べる量を減らす事や食べる行為自体が

止められない人の救世主的な考え方だと思いますが果たして・・・・・。

 

では、何故高カロリーな食事を1日の早めの時間に推奨するので

しょうか。

これは「BMAL1(ビーマルワン)」という生活リズムを調整する

タンパク質の一種の存在によるものです。

 

このBMAL1の特徴を以下にまとめます。

◎この物質が増加すると脂肪の蓄積が増加する。

◎最も少ない時間が15時。

◎急増する時間帯が22時以降。(15時の20倍)

◎夜遅い食事が太ることの裏付け。

 

以上の特徴から陽の光が出ている間に高カロリーなものを

摂取しましょうとなります。

とりわけ15時前後が最小となりますので、絶品スイーツなどは

その頃におやつとして食べましょうという考え方になります。

 

朝からファストフード、昼は近くのラーメン屋でラーメンライス、

3時のおやつにコンビニの限定スイーツ、夜は寝る4時間前に

軽めの食事。

 

果たしてこれで痩せる人はいるのでしょうか。

痩せるイメージが全く湧きません。

その他にも、丼物、揚げ物、スナック菓子、インスタント食品。

これらの食品をどう組み合わせても、カロリーオーバーは

免れません。

 

もし仮に『1食だけ高カロリー食』という注意書きがあるとしたら、

それはもう「食事制限なし」の看板は下げないといけないのではないでしょうか。

最早「看板に偽りあり」になりませんか?

 

確かにBMAL1を上手く活用すればダイエットの強い味方になると

思います。

しかし、それは制限しない食事でダイエットできると言えるほど

万能ではない方法です。

 

元々質素な食事の方であれば、成功する可能性はありますが、

ダイエットに迫られる食習慣の持ち主であれば、この理論は

かなり当てはまらないと思います。

 

BMAL1を活かすも殺すも、結局食習慣だと思うのは

私だけでしょうか。

 

甘い言葉には、必ず裏があります。

BMAL1を知ったというだけでも勉強になったと思いましょう。

ダイエットには食事制限は不可避だと思った方が、カラダにとっても

メリットは大きいと考えます。

 

 

 

②食べ過ぎのリセット法

 

良くある話だと思いますが、食べ過ぎた後は『ウォーキング

しましょう』とか『断食しましょう』といった話です。

 

今回のリセット法は断食です。

『食べ過ぎたな~と感じた時は、18時以降にプチ断食をしましょう』

というものです。

そうすることでその日のうちにリセットされるそうです。

脂肪になる前に対処することが太らないコツなのだとか。

いざという時は『水をたくさん飲みましょう』ですって。

 

ダイエットしたいと願っている人に対して、

食事制限なしの食事指導をしているトレーナーがもし居るとしたら、

上記のような指導でお金を取る資格があるのかと問われれば、

即答で「ない」と答えてしまいます。

 

逆にこのトレーナーにお金を払ってでも依頼したいと願う

ダイエット希望者がどれほどいるのか知りたい位です。

 

100歩譲って、「食べ過ぎた時はその分を控えましょう」や

「次の日は制限食に戻しましょう」というのなら体裁上は

指導と言えるかもしれません。

 

言ってみれば、『食べなければリセットされるのだから、

万一腹が減ったら、水さえ飲んどきゃいいでしょう』という風に

しか聞こえません。

 

 

 

まず、この理論の欠陥が2つほどあります。

◎18時以降、食事を一切せず、仮に翌朝の7時に朝食を摂った場合、

実に13時間もの間、エネルギーが供給されない。

◎そもそも論として、18以降食事をしないとは既に制限がかかって

おり、食事制限なしというフレーズに偽りがある。

 

 

 

まず、長時間エネルギーが供給されないとどうなるか?

自分のカラダを分解してエネルギーを作り出します。

分解されるのは間違いなく、筋肉です。

 

筋肉が減る⇒基礎代謝の低下⇒カラダの燃費の向上⇒省エネルギー

⇒エネルギー過剰⇒太るという方程式が成り立ちます。

 

食事間の時間が長いとリセット出来るとは言い難い現象が

カラダの内部で起きています。

 

私たちのカラダにとって急激な反応を引き出す行為は

好まれません。

 

急激な血糖の上昇、急な血圧の上昇、急な運動、急激な体温の変化

等々、特に年齢の上昇と共に禁忌事項になるのではないでしょうか。

 

食べ過ぎたり、急に食べなくなったりといった行為がカラダにとって

全くストレスではないかと言えば、ストレスの何物でもありません。

 

もう2つ目の18以降云々かんぬんは言語道断です。

これこそ制限と言わざるを得ません。

制限なしでダイエットと叫ばないでいただきたい。

 

 

 

③半身浴を2日に1回

 

いかにも女性受けしそうなものを展開してきますね。

 

半身浴のメリットはたくさんあります。

◎美肌効果

◎むくみ改善

◎疲労回復

◎リラックス

◎安眠

◎ダイエット??????

 

上記のメリットは女性にとっては歓迎すべき内容となっています。

最後を除いては。

 

半身浴を30分、行った時の消費カロリーは約200kcalです。※

※出典:日本温泉気候物理医学会雑誌 2007年70巻3号

「半身浴による整理変化」

 

ちなみにフィットネスバイクを30分こいだ時の消費カロリーは

約150kcal※です。

※60kgの男性がうっすらと汗をかく程度の運動量です。

 

更に200kcalの食品って何だと思いますか?

食パン(6枚切り1枚)

うどん・そば(1玉)

パスタ(麺のみ・1人前)

バター(26g・大さじ約2杯強)

コーラ(約500ml)

 

この200kcalをどう捉えるかによります。

 

半身浴のメリットの多さに着目して半身浴をするのも有りです。

たったの200kcalと思う方は、制限なしダイエットには

あまり向かないと思います。

 

それに2日に1回を推奨しています。

ゆっくりバスタイムを確保できる方は半身浴もありでしょう。

大多数の方はきっと200kcalの為にそんなに多くの時間を

半身浴に割くことができないと感じているのではないでしょうか。

 

フィットネスバイクも同様、効率が悪いのです。

 

私なら、食パンを低カロリーの食材に変換することを

おススメ致します。

ご飯軽めの1杯、2日するだけで200kcalは直ぐ稼げます。

時間はおよそ数秒です。

 

目標消費カロリーに割く時間と労力。

摂取カロリーに割く時間と労力のどちらが楽なのか?。

 

今言ったように200kcalを消費する時間と労力と

摂取制限による200kcalの削減とどちらが楽で効果的かを

選択していただきます。

 

出来る出来ないはともかく、100%答えは摂取制限です。

 

 

 

問題は効率です。

時間的余裕があって、美容に関心が高く何の時間的制約のない

生活をされている方は半身浴を選択されればいいと思います。

 

忙しい現代人には継続的に半身浴の時間を捻出すること自体が

難しい条件になっています。

単発的に出来ても2か月間も続けられるかは疑問です。

 

今回の食事制限なしダイエットは、「食事の制限はないものの、

あれこれやりましょう」的な、付加的ダイエットです。

 

制限はないけど、付け加える条件は結構ありますダイエットです。

食事制限と比較して簡単な方は食事制限だと思いますが、

皆さんはどうお考えになりますか?

 

 

 

④食事は一汁三菜

 

至極全うなご意見だと思います。

朝、昼、晩を通して一汁三菜は理想です。

しかし、理想と現実はかなり違います。

 

朝から一汁三菜は、私事ですが旅行か田舎のおばあちゃんの家に

長期休暇で行った時しか経験がありません。

頑張って休みの日に一汁一菜でしょうか。

昼は定食屋で何とかなりそうですが、夜も厳しいですね。

1人暮らしの場合は、特に。

 

更に就寝の4時間前に夕飯を済ませるなんて、お金がかかります。

理想と現実は違います。

 

仮に2か月間継続できたとして、その後に元の食生活と

生活リズムに戻ったらどうなるかは想像に難しくありません。

 

大切なことは、ダイエットして結果を残すことも重要ですが

その後の生活が破綻しないことです。

その後の生活の影響によって太らない生活習慣を身に着ける

事です。

 

2か月間限定で制限なしダイエットが出来たとしても、

その後に迫りくる制限付きの生活がいずれやってきます。

 

体重は落ちたものの、筋肉も落ち、元の生活に戻った瞬間、

ダイエット前の体重以上にリバウンドするのがオチです。

 

 

 

食事制限なしでダイエットは裏を返すと、

付加的ダイエットであり、負荷的ダイエットです。

 

 

 

【付加的ダイエット】    【付加(負荷)内容】

◎高カロリー食は朝食か昼食⇒夜は軽めかプチ断食

◎食べ過ぎのリセット法  ⇒プチ断食

◎半身浴は2日に1回   ⇒2日1回200kcal程度

◎食事は一汁三菜     ⇒3食一汁三菜と就寝4時間前終了

 

 

 

他にもストレッチしましょうとか睡眠の質を上げましょうとか

一見、全うなことを言っているようですが、ダイエットに

直接的に働きかけるものではありません。

 

ストレッチして痩せることもなければ、眠っている間に痩せる

こともありません。

むしろ、寝ている間に痩せていたらこの世に太っている人は

存在しません。

 

結局、食事制限した方が痩せることはもちろんですが、

カラダにとってのメリットは遥かに多いと思います。

 

いつもの話になりますが、減量食はカラダを健康にします。

不健康な食生活のまま、食事制限のないダイエットで成功しても

不健康な食生活は変わりません。

ダイエットという良い機会を無駄にしない為にも、王道の食事制限

付きのダイエットでカラダの中から健康になることをおススメします。

 

 

 

⑤これは納得、ダイエットの味方

 

食事制限なしダイエットとは、付加的ダイエットで

かえってやるべきことが多いと感じるダイエット法です。

 

しかしながら、全てを否定するわけではなくやるべきことの

中には納得できるものもあります。

 

多くの場合、『水をこまめに飲みましょう』と言われます。

ダイエットに限らず、これは理に適っています。

 

【こまめな水分補給】

水分を摂取する事で新陳代謝を活発にすることは知られています。

その他、過食の予防にも繋がることはあまり知られていません。

 

脱水は時に、空腹感と似た感覚になります。

生理的に食べ物から水分補給をしようとする人間の本能では

ないかと思います。

 

水で空腹を紛らわすために使用する情報は多く存在しますが、

あまり得策とは思えません。

確かに一時しのぎにはなりますが、2か月間しのぎ続けられる

ものではありません。

 

大切なことは空腹感に襲われることのないダイエットのテクニック

とコツを知ることであり実践することです。

空腹感を水でしのげる程、簡単だったら誰も苦労はしません。

水で空腹感をしのげるのは命の危険が迫った時だけだと思います。

 

 

 

残念ながら、今回の食事制限なしでダイエットの戦術のうち

納得できて共感できるものは、こまめな水分補給しか

ありませんでした。

 

何事もそうですが画期的な方法かと思いきや、中身をよく精査したら

かえって面倒だったり、コストがかかったり、時間を確保しなければ

いけなかったりと、目標をクリアする為のハードルが通常より多い

事は良くある話です。

 

『気を付けよう 甘い言葉と 暗い道』

 

ダイエットに対して、あまり知識や経験を持たない人にとって

ダイエットの道は明るいとは言えません。

暗い道だからこそ、道筋を明るく照らしてくれる人が必要では

ないでしょうか。

そんな暗い道に明るい光を照らすプロのトレーナーは

如何でしょうか(笑)

 

 

 

⑥まとめ

 

如何だったでしょうか。

 

今回は、【食事制限なしでダイエットは可能?】

というテーマでお送りしてきました。

 

最近、テレビをつけるとグルメ番組をはじめ、食に関する内容の

テレビが多いと感じます。

 

単なるお店や商品の紹介から手軽な料理方法、行列が出来る店、

希少価値の高い商品など、食に関する番組ほど視聴率が高いのだろう

と想像されます。

 

その中で、視聴者の購買意欲をそそるような番組作りがなされている

のでしょう。

行きたくなったり、食べたくなったり、体験したくなったりするのは

致し方ありません。

 

それでもダイエットしたいというのは女心なのでしょう。

本気でダイエットしたい人を惑わす情報は世の中に溢れています。

そんな心の隙間に入ってくる甘い言葉が『食事制限なし』という

フレーズです。

 

食事制限するより、やるべきことが多くなる実態は伝わったでしょうか。

食事制限の方が、単純で簡単で早く結果に辿り着けます。

 

好きなものを食べることもできます。

それは、減量食が身に着けば夢のような生活が待っています。

好きなもの食べても太りません。

全ては、減量食を身に着ければ今まで見えなかった世界が広がります。

これは甘い言葉ではありません。

現実です。

 

『減量中 甘い言葉は 要りません』

 

本日もご愛読いただきましてありがとうございます。

 

 

 

Hang outでは、

皆様の筋肉の成長と健康的な食生活を応援しています。

 

 

 

最後に健康で痛みのない状態でトレーニングできる時間は実に限られています。

特に40歳過ぎたトレーニーには切実な問題です。

限られた時間を有効活用するためにも、指導を仰ぐことをおススメします。

今後の人生の最幸の出会いに感謝したいと思います。

 

 

 

栄養とトレーニングに投資することは、

リスク(病気や怪我)回避と健康への第一歩です。

気長に付き合っていきましょう!!

2023.02.13 Mon