2022年トレーナーの在り方

ダイエットを始めたいけど、どうすればいいか分からないあなたに、

今直ぐにでも始めたくなる情報をお届けします。

Hang out 代表の福田です。

 

 

 

2022年も最後のブログとなりました。

早いもので今回で12回目を迎えました。

 

今年は皆さんにとってどんな1年だったでしょうか。

 

私事ではありますが、今年はパーソナルトレーナーとして

色々考えさせられる1年となりました。

 

来年は卯年ですね。

ビジネスの世界では童話の『うさぎと亀』が引き合いに

出されることがよくあります。

 

どうしてうさぎは亀に負けたのかっていう話です。

ご存じの方も多いと思います。

 

他にも『いなばの白うさぎ』や『カチカチ山』などたくさん

うさぎにまつわる童話が存在します。

 

童話の中にいるうさぎは、ヒーローも居れば悪役も居ます。

私たちトレーナーも同じです。

アレが得意なトレーナーも居ればソレが得意なトレーナーも居ます。

 

私個人としてはアレもソレも含めて来年は

更に良いトレーナーに成れるよう頑張りたいものです。

 

 

 

さて、本日は

2022年トレーナーの在り方

というテーマについて話を進めていきたいと思います。

 

卯年にちなんでうさぎにまつわる童話の話をしましたが、

トレーナーにも様々な経歴をお持ちの方が

いらっしゃいます。

これまで歩まれてきた畑も様々です。

 

私も20年前はサラリーマンをしていました。

超加工食品を最前線で売って、AGEをバラ撒いていたかと思うと

奇妙な縁を感じずにはいられません。

 

様々な畑違いで活躍されている方々がパーソナルトレーナーとして

同じ場所で仕事すると感覚の違いを痛感することがあります。

 

最後のブログはその感覚の違いをご紹介したいと思います。

少し愚痴っぽくなるかもしれませんがご了承ください。

 

また、先ほどの『うさぎと亀』のその後については、一番後ろの

まとめで話しますので、後日談の結末をまだご存じない方は

最後までお付き合いください。

 

 

【目次】

①健康の為に睡眠8時間

②自然派なのでサプリメントNO

③筋トレで筋肉は固くなる

④正しい歩き方

⑤超一流は道具を大切にする

⑥まとめ

 

 

 

①健康の為に睡眠8時間

 

人間にとって睡眠は3大欲求の一つであり、

健康とは切ってもきれない大切な要素です。

 

このブログでもお馴染みの生活習慣病である

ガン、糖尿病、高血圧などは睡眠不足の蓄積でも起こります。

 

また、上記疾病以外でも、うつ病などの精神疾患、

認知症などの各種疾病の発症リスクを高めることも研究結果から

明らかになってきています。

 

但し、睡眠時間は長くても短くても死亡リスクを高めることは

知られています。

男女共に最も死亡リスクが低い睡眠時間は

7時間

です。

 

ちなみに私は1日平均5~6時間なのでリスクは上がります。

 

 

 

【30代男性フリーランストレーナー・独身・実家暮らし】

あるトレーナーとお客様の会話です。

 

トレーナー : Aさんはどのくらい睡眠とっていますか?

(以下 T)

Aさん   : 7時間位かしら。

(以下 A)

T  : 私は健康の為に8時間の睡眠をとっています。

A  : 流石トレーナー。健康に気を遣っていますね。

 

 

 

何気ない会話なのですが、違和感を覚えたのは私だけでしょうか?

 

健康の為に8時間の睡眠をとることは素晴らしいと思いますが、

実は調べてみると、私の5~6時間睡眠よりも8時間睡眠の方が

何と死亡リスクが高いということです。

 

違和感を覚えたのは、30代の男性が8時間の睡眠がとれる環境に

身を置いていることです。

 

人それぞれということは理解した上で、感覚の違いなのでしょう。

 

実際の睡眠時間を調査した論文からのデータによると睡眠時間は

10歳まで 8~9時間

15歳まで 約8時間

25歳前後 約7時間

45歳前後 約6.5時間

65歳前後 約6時間

となり、加齢とともに睡眠時間が少なくなっていることが分かります。

 

また、社会人の仕事がある日の平均睡眠時間について調査※したところ

(※マットレス大学 引用)

6時間台と答えた回答が最も多く実に5割近くを占めていました。

その次に7時間台、5時間台と続きます。

理想の睡眠時間についての回答は7時間だったそうです。

 

説明文の中には、会社員、自営業、フリーランス、医療関係者に対して

契約社員、派遣社員の方々が比較的安定して寝る時間を確保しやすい

とありました。

 

現代に生きる若者の価値観と言ってしまうと急に自分が老け込んだような

気分になりますが、夢や希望、野望、願望などがあるのかどうか

心配になってしまいます。

 

健康のことを考えるのは、もう少し先でも良いような気がします。

それよりも優先順位の高いものをがむしゃらに今の若い時しかできない

事をやった方がいいと思うのは、私が歳をとった証なのかもしれません。

 

 

 

②自然派なのでサプリメントNO

 

私が実際に愛用しているサプリメントをご紹介します。

【ビタミン類】

〇ビタミンB群

〇ビタミンC

〇ビタミンD

〇葉酸

 

【ミネラル】

〇マルチミネラル

〇亜鉛

〇カルシウム/マグネシウム含む

 

【スカベンジャー※】

※体内の不要物質や毒性物質を処理する物質を指します。

〇αリポ酸

 

上記以外にも余裕があれば摂りたいサプリメントも紹介します。

〇ビタミンA

〇ビタミンE

〇ビタミンK

〇コエンザイムQ10

〇タウリン

〇ラクトバチルス・ロイテリ菌

 

 

 

最近の研究において、アメリカ心臓病学会がサプリメントを系統的に

評価して分析した結果、心臓血管系の保護に有効であることを示す

証拠が見つかったとしています。

 

そのサプリメントは、

〇オメガ3脂肪酸

〇葉酸

〇コエンザイムQ10

〇ビタミンD

〇マグネシウム

〇亜鉛

〇α-リポ酸

〇メラトニン

〇カテキン

などです。

 

様々な研究において、サプリメントは疾病予防に効果があるという

ものも多く発表されています。

 

つまり現代において、サプリメントを摂らないという選択肢はないと

言っても過言ではありません。

 

ひと昔前までは、『サプリメントは意味がない』と言われていました。

最新の研究によって、漸く陽の当たる場所に出てきたという感じが

します。

このように栄養に関して常にアップデートしていくことが肝心だと思います。

 

 

 

【40代女性フリーランスインストラクター】

あるインストラクターとお客様との会話です。

 

インストラクター: 健康診断の結果どうでしたか?

(以下 I)

Bさん     : カルシウムが足りてないらしいわ。

(以下 B)

I : そうでしたか。

B : サプリメントでも買おうかしら。

I : サプリメントより食品から摂った方が絶対良いですよ。

B : そうなの?

I : そうですよ。私、自然派なので、サプリメントは飲みません。

 

何気ない会話なのですが、違和感を覚えたのは私だけでしょうか?

 

過去から現在の日本人の食事において、カルシウムの充足率が

クリアしていた歴史はありません。

 

過去も現在もずーーーーーと不足しているのです。

その歴史を知ってか知らずか、ご自分の価値観をクライアントに

押し付けている光景に違和感を覚えます。

 

カルシウムは成人男性で600mg、女性で550mg必要です。

これが昔から足りていないのですから、以前から日本の食卓には

問題点が潜んでいるのは明白です。

 

前回のブログでも書きましたが、技術革新による超加工食品の

台頭や働き方や家族の在り方などの多様性によって、今後も

推定平均必要量に到達する見込みは明るくないと感じます。

 

クライアントにとって、何がベストなのか、ベターなのかを

考えクライアントにマッチした提案をすることが我々トレーナーに

課された責務と思います。

 

 

 

ちなみに、このインストラクターはご自分では漢方を処方するそうで、

既に自然派ではないと思うのは、私だけではないと思います(笑)

 

 

 

③筋トレで筋肉は固くなる

 

突然ですが減量、ダイエットの味方の馬刺しを最近食べていません。

馬刺しは、生食が出来る唯一の肉です。

 

高タンパク質で低脂質、とてもヘルシーで美味しい。

肉質は馬の部位によっても違いますが、一般的な外モモなどは

歯ごたえがしっかりあって、柔らかい味わいのある肉質です。

機会があったら是非、馬のサーロインを食してみたいと思います。

 

このように馬に限らず、牛、豚、鶏肉などは多少の部位による

違いはあれど、赤身肉が生の状態でやたらと固いといった経験を

持つ方は、いらっしゃらないのではないでしょうか。

 

動物の筋肉はどの部位も柔らかいんです。

プルンプルンなんです。

赤ちゃんや子供の筋肉も柔らかいんです。

 

実は、私たちのカラダの筋肉はどなたもプルンプルンのはずなんです。

固くなる理由は様々だと思いますが、

〇同じ姿勢を続けている(仕事や趣味など)

〇筋肉の緊張が続いている(歩く、立つ、座る等の基本動作全てで力む)

〇局所的な筋肉の使い方に偏りがある(姿勢、癖、習慣、筋トレ)

〇無理な動作でストレスがかかっている(動きの癖、柔軟性、筋力など)

などです。

 

筋肉が固いから柔らかくする。

つまり、ストレッチやマッサージで柔らかくするという発想になります。

その場の快楽を求めるのであれば、それもOKですが、何か根本的な

解決を望むのであれば、上記は不適切です。

 

何故なら、固くなった部位にこれらを施しても対処療法にしかなりません。

根本的に筋肉が固くなる原因を除かない限り、固くなっては柔らかくし、

固くなっては柔らかくし・・・・・。

完全にイタチごっこです。

 

 

 

根本的な原因を追究し、解決することで本来の筋肉のもつ柔らかさを

再現させることが我々の使命だと確信しています。

 

 

 

【50代コンディショニングトレーナー・男性】

トレーナーとお客様の会話です。

 

コンディショニングT : ここの部分、やたらと固いですね。

(以下 C・T)

Cさん        : このところ忙しかったからね~。

(以下 C)

C・T  : 筋トレすると固くなりますからね。

C    : そうなんですね。

C・T  : 筋トレした後は、絶対ストレッチしてください。

C   : わかりました。できる限りやります。

 

 

 

実は上記の会話は、複数のトレーナーからも同じような話を聞きます。

トレーナーですら、この有様です。

 

 

 

筋トレは、適切に行えば確実に柔軟性の確保に繋がります。

固くなるのは、残念ながら固くなるようなやり方や重量設定を

しているからです。

 

筋トレの責任ではありません。

完全たる自己責任です。

 

 

 

筋肉は最大収縮した次の瞬間、フワリと柔らかくなります。

この体験は、私のクライアントの方であれば体感することができます。

 

大切なことは、適切な動作を適切な範囲で行うことです。

それを可能にするのが、筋肉に適切に刺激を入れる事なのです。

 

このブログの読者の方なら、耳にタコかもしれませんね(笑)

 

 

 

④正しい歩き方

 

『正しい』とはどのような意味なのでしょうか?

広辞苑によると『正しい』とは

〇形や向きがきちん整っているさま。

〇真理・事実・実情などに合致しているさま。真である。

と書かれています。

 

これを歩き方に照らし合わせると、姿勢や手足の向きが整っている

歩き方となります。

 

歩き方を解説しているものはどれも、

『姿勢が大切です』と説明しています。

 

確かに適切な姿勢で立てなければ、歩けませんし、走れません。

それは同感です。

 

では、正しい姿勢とは何でしょうか?

解剖学的には、耳から外くるぶしまでいくつかのランドマークが

存在します。そのランドマークがカラダの横の架空の垂線上に

のっていれば正しい姿勢と判断できます。これが一般的です。

 

中には、壁を背にして頭、背中、カカトを壁に着けた時に腰と壁の

間にどれくらいの隙間があるかで判断する方法がありますが、

これは論外です。

 

私たちのカラダは、一反木綿ではありません。

個体差、筋肉の多い少ない、性差などがあります。

それらを一律に壁という基準で私たちのカラダを判定し

その後の運動処方の参考にするなど参考材料にもなりません。

 

私たちのカラダは、曲線美です。

適切な姿勢とは、無理のない力感のない自然な立ち方です。

但し、先ほどのランドマークの位置の著しいズレがないという

前提はあります。

Hang outでは、正しい姿勢とは言わずに適切な姿勢と表現します。

その上で自然体であれば適切な姿勢と判断しております。

 

【40代コンディショニングトレーナー・女性】

トレーナーとお客様の会話です。

 

コンディショニングT : ちょっと歩いてみてください。

(以下 C・T)

Dさん        : こんな感じです。

(以下 D)

C・T    : お腹に力を入れて、お尻を締めて歩きましょう。

D      : こうですか?

C・T    : あと母指球に体重を乗せましょう。

D      : こうですか?

C・T    : 少し練習していきましょう。

 

 

 

最早、普通の歩き方では物足らずアクロバティックな歩き方を

説明しているようにしか聞こえません。

 

良い子の皆さんは、決してこのような歩き方はマネしないでください。

この真逆が正解と思って間違いありません。

 

 

 

⑤超一流は道具を大切にする

 

中学生の頃、体育の先生から

『手で扱う道具を足で扱ったら容赦しないぞ』

と言われてきました。

 

つまり、バレーボールなどは手で行うスポーツです。

ルール上、脚もOKではありますが、基本は手で行います。

バレーボールのボールは手で扱わなければならないという掟です。

 

間違って脚で蹴った場合は、鉄拳がとんできます。

 

私たちの商売道具である、ダンベル、バーベルなどのツールも

基本的には手で扱います。

よって、手で扱うのが当然です。

 

私にとってこれらの道具は、商売道具であり良き相棒です。

トレーナーとしては、パートナーとしてリスペクトしています。

 

トレーニーとしては、朋友として感謝しています。

 

 

 

そんな私にとってのパートナーに、朋友に対して礼を失する行為を

散見するたびに残念でなりません。

 

道具を大切にすると言えばイチロー選手がプロアスリートの中で有名ですが、

私もトレーニングに関して言えば、プロです。

道具を大切にする気持ちは同じだと勝手に思っています。

 

 

 

百歩譲って、お客様は致し方ないと思いますが、

同じ商売をしている者として、如何なものかと感じたので

最後に書いておきます。

 

【トレーナーとして不適切だと感じる行為】

〇散らかった道具を整理している最中に足も使って端にまとめる。

〇セッション準備前にマットを敷く際、足でマットを整える。

〇ダンベルの上に足を乗せる。

〇ダンベルを足で自分の方へ手繰り寄せる。

〇プレートを片付ける際にプレートツリーに入れて最後に足で一押し。

 

 

 

今回は道具に対して、実際にあったディスリスペクトな行為を

挙げてみました。

 

これらの行為をしているトレーナーの方々のカラダをみると

恩恵を受けていないと感じずにはいられません。

きっと神様が見ているのだと思います。

 

 

 

⑥まとめ

 

如何だったでしょうか。

 

今回は、『2022年トレーナーの在り方』というテーマで

お送りしてきました。

 

私たちトレーナー業は、ほぼ準備でその後の成果が決まってしまう

仕事であると考えています。

 

 

 

栄養やトレーニング関連の情報は日進月歩です。

以前は正しかった理論ややり方、考え方が「正しくない」と

なっていることが、多々あります。

そして、変化のスピードは加速しています。

 

その変化のスピードに対応するには、日々の自己研鑽が必須と

なり、情報に対してアップデートしていかなければなりません。

 

当たり前のことですが、栄養やトレーニング関連の情報は多岐に

渡っていますので、それなりに時間と労力がかかります。

 

栄養に関しては幅広い知識と情報力は必至です。

トレーニング関連に関しては幅広い知識だけでは到底埋めることが

出来ません。

これに指導力、洞察力、技術力、これに実践力が必至です。

(コミュニケーションや人間性などは今回割愛させていただきます)

 

これらは全てセッション前に準備しなければなりません。

プロですので当たり前だと思うのです。

 

 

 

前出の5つの例に触れますが、この準備を怠ってしまったが故に

発言や行動に現れてしまったと感じています。

思い込みや先入観などのバイアスもしっかり準備していれば

リセットできたのではないかと思います。

 

準備が大切と誰もが思うと思いますが、意外と難しいです。

特に我々の仕事は、一見無駄と思えることに多くの時間と労力、

資金を費やさなければならないと思います。

その先に漸く大切な知識や知恵の

『宝の山』

が出てくるものと確信しています。

 

その金脈を見つけることが出来るのは、

トレーニングと減量を実践している人だけ

だと私は思います。

 

私の座右の銘は、

『継続とは、単なる反復にあらず。

継続とは創意工夫を凝らすことである。

創意工夫とは、知恵の源泉である。

知恵とは、創造である。

知恵と創造は、知識と経験の組み合わせの昇華である。

(以下、省略)』

です。

 

継続して、創意工夫して、知恵をつけ、創造して、知識と経験を得る。

途中は省略しますが、だから継続できるという風に続きます。

 

トレーナー業が好きであれば、準備を継続しなければなりません。

その準備も『無我夢中』になれるからこそ継続できるのです。

 

最後にうさぎと亀のその後ですが、

亀に負けた負けウサギは、仲間外れにされ故郷を追われてしまいます。

ところが、ひょんなことからオオカミが子うさぎを狙っている事を知り

助けに知恵を絞ります。オオカミをやっつけると宣言して見事、オオカミ

を退治して、村のヒーローになったとさ。

 

名誉挽回のチャンスをものにしたという結末です。

 

 

 

前出のトレーナーの方々も名誉挽回できれば・・・・・。

そうは思ってないか(汗)

 

 

 

2022年のブログも今回が最終回です。

2023年は1月16日を予定しております。

お楽しみに!!

 

本日もご愛読いただきましてありがとうございます。

 

 

 

Hang outでは、

皆様の筋肉の成長と健康的な食生活を応援しています。

 

 

 

最後に健康で痛みのない状態でトレーニングできる時間は実に限られています。

特に40歳過ぎたトレーニーには切実な問題です。

限られた時間を有効活用するためにも、指導を仰ぐことをおススメします。

今後の人生の最幸の出会いに感謝したいと思います。

 

 

 

栄養とトレーニングに投資することは、

リスク(病気や怪我)回避と健康への第一歩です。

気長に付き合っていきましょう!!

2022.12.26 Mon